ハロウィーン仮装、大阪は「鬼滅」目立つ 渋谷は激減

 新型コロナウイルス禍のなかで31日、ハロウィーンを迎えた。今年は自粛やオンライン参加の呼びかけで仮装した人の姿が激減した街があった一方で、にぎわいを見せた街もあった。

 「ハロウィーン目的で渋谷に来ないで」と区長が呼びかけた東京都渋谷区。午後7時すぎから、渋谷駅前は混雑したが、仮装姿はまばらだった。妖怪の格好で友人と訪れた埼玉県の女子高校生(16)は「コロナについてはあんまり考えなかった。ハロウィーンだし、コスプレしたかった」と語った。

 渋谷駅前のスクランブル交差点付近には警察車両が並び、警察官が「車道に出ないでください」などと呼びかけ、民間警備員も道行く人に立ち止まらないよう促していた。警戒にあたっていた区職員は「仮装をしている人は昨年の数%程度では」と語った。

 一方、大阪・道頓堀は午後7時を過ぎると、仮装した人や見物人でごった返した。人気漫画「鬼滅の刃」のキャラクターに扮した人が目立ち、互いに写真を撮り合っていた。仮装した人たちで混雑した名古屋市の中心部では、一部で入場が規制される場面もあった。

 「マスクを着けた仮装など、コロナ時代のコスプレを楽しんでほしい」と呼びかけた福岡市では、繁華街・天神の公園に仮装した多くの人が集まり、夜には移動が難しいほどの人だかりに。大声で歌ったり叫んだりする人もいた。(伊藤恵里奈、鶴信吾)

入場規制した名古屋、体温測定やフェースシールド

 名古屋市の繁華街・栄では、夜…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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