西堀岳路
スパリゾートハワイアンズ(福島県いわき市)で7日夜、フラガールの58期生3人がステージデビューした。今春入社後、レッスンを重ねてきた。半世紀以上前に地元の炭鉱閉山の危機から地域を救うために立ち上がり、東日本大震災では全国へ踊りに行ったフラガール。58期生の一人は「未来へ歴史をつなげる一員となる覚悟をしました」と語った。
先輩たちとともに、18曲中7曲を踊った58期生。ショーの後のお披露目では、七夕にちなみ、それぞれの目標をしたためた大判の短冊を開いて見せた。
茨城県出身の番内美咲さんの目標は「たくさんの方に笑顔や感動をお届けできる魅力溢(あふ)れるフラガール」、白河市の黒澤美弥妃さんは「お客様や周りで支えて下さる方々の心を踊らせるフラガール」だという。「歴史を継承し心に響く感動をお届けする」と記したのは千葉市の金尾陽菜さん。「フラガールの歴史を尊敬している。早くステージをわかせるダンサーになりたい」と話した。
彼女たちは再来年春に養成機関を卒業するまでは半人前で、民族舞踊や声楽のレッスン、ハワイ語、ウクレレ、メイクなどを学び、ショーに出演しながら先輩の着替えの手伝い、楽屋や舞台の掃除など下積みを続ける。(西堀岳路)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル