もう12月。寒さ、そして乾燥が気になる季節になってきました。今年は新型コロナの影響で例年以上に「手荒れ」に悩む人が増えています。対策を取材しました。 冬に向かうにつれ気温が下がり、空気は乾燥。 この季節に増える悩みの1つが「手荒れ」です。 今年は新型コロナの影響で、例年以上に手の荒れに悩む人が増えているといいます。 漢方と皮膚の専門医、さら・栄クリニックの岡田さら院長に聞きました。 「例年と比べても手荒れの相談が多い。3~4月ぐらいから手荒れの増えていて、乾燥してきた先月からは特に増えてきている」(さら・栄クリニック岡田さら院長) 今年は手荒れに悩む患者が例年と比べ2倍ほど増えているといいます。
消毒すると皮膚が乾燥
「ステイホーム」により、自宅での食事の準備や後片付けが増えたことも要因の一つとみられていますが…。 コロナ禍により、手指の消毒が増えたことも大きな原因だと岡田院長は話します。 「アルコール消毒によって皮膚が乾燥して、皮膚のバリア機能が落ちてしまうので手荒れしてしまう」(さら・栄クリニック岡田さら院長) アルコールの消毒液は、乾燥するときに菌を殺す働きをします。 しかし、乾燥するということは手の表面の水分も失われてしまい、より手が荒れやすくなってしまいます。
保湿のために欠かせないのがハンドクリーム。塗り方や頻度は今まで通りでいいのでしょうか。 どのようにクリームを塗ればいいのか、教えてもらいました。 「まんべんなく手に広げてもらって、指の間もしっかり塗り込んで」
「アルコール消毒をするたびにやってもらえたら」(さら・栄クリニック岡田さら院長) ただ、気を付けなければならないポイントも。 アルコール消毒をした後は、しっかり乾燥させてからハンドクリームを塗りましょう。 乾燥する前にクリームを塗ると、むしろ荒れやすくなってしまうのだそうです。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース