ハートのスダチ、やっとできた どこを切っても自慢の形「すだらぶ」

 押し花インストラクターの高橋輝美さん(55)=徳島市=が、ハート形のスダチの栽培に成功した。「SUDALOVE(すだらぶ)」と名付け、8月中旬から本格販売する。「可愛いハート形のスダチで笑顔になってもらいたい」と話す。

 ハンドメイド作家らが集うイベントで、ハート形のレモンを使ったペンダントやイヤリングを見て、高橋さんは思いついた。もともと徳島県産のもので何かつくりたいと考えていたという。スダチは徳島の名産。高橋さんの自宅にもスダチの木があり、2020年から試作を始めた。

 100円ショップで買ったクッキー用のステンレスの型を使って育ててみた。ハート形にはなるが、スダチにはめ込む時や抜く時に傷がついてしまう。そこで、県立工業技術センターに依頼し、専用の型をつくった。地元の農家の協力も得て様々な型を試すと、四方を完全に覆う型が最もうまくいくことがわかった。

 2年余りの試行錯誤の末、今年7月、ハウス栽培でハート形スダチ120個を収穫。端から端までどこを切ってもハート形になる自慢の一品が仕上がった。

 高橋さんは「あきらめなくてよかった。ハートのスダチを手にすると、みんな笑顔になる。コロナで暗い話題が多いなか、少しでも明るい話題を提供したかった」と話す。

 収穫した「すだらぶ」は知り…

この記事は有料会員記事です。残り435文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【無料会員限定】スタンダードコース(月額1,980円)が3カ月間月額100円!詳しくはこちら

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment