緊急事態宣言の対象に福岡県が急きょ追加され、飲食店は対応に追われた。
ラーメンチェーンの一蘭は「営業時間を短縮する可能性が高い」とし、「アルバイトのシフトの急な変更作業で現場は大変だと聞いている」(広報)という。長崎ちゃんぽんのリンガーハットは工場から店舗への食材の配送スケジュールを再調整した。
広報担当者は「要請に従い、感染拡大防止に努めたい」と話す。
営業時間については、多くの外食チェーンで要請に応じて短縮する。和食レストランの梅の花の福岡・天神の店舗では13日夕に、営業時間短縮のお知らせを貼りだした。
ほかの店舗では、夜の営業を休止する判断も出てくる見通しだ。中華レストランを展開する八仙閣も時短を検討する。
百貨店でも営業時間を短縮する。岩田屋本店と福岡三越は、14日から営業時間を1時間繰り上げて午後7時に閉店することを決めた。大丸福岡天神店も、午後9時まで営業する店舗があるレストラン街を一律午後8時までにすることを検討している。
一方、イオン九州が手がけるスーパーは通常営業を継続。マルキョウなどを手がけるリテールパートナーズも営業時間の変更は想定していないという。
また、昨春の緊急事態宣言で電車やバスの減便を行った交通機関は対応を検討中だ。西日本鉄道は「福岡でも感染拡大しており、対象になる可能性は想定してきた。要請の内容を精査して対応を検討していく」。JR九州も「要請の内容を見て判断する」とした。(田幸香純、松本真弥)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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