時速約16キロでバックし、自転車の男性(72)をはねて死なせたとして、被告の男(63)が実刑判決を受けた、27日の神戸地裁の裁判員裁判。判決は、バックの見通しの悪さや逆走行為を重く見て、時速16キロであっても危険運転致死罪にあたると警鐘を鳴らした形だ。
公益財団法人「交通事故総合分析センター」の調査では、2008年~17年の10年間で、バック中の自動車による死亡事故は610件。重傷事故も1万840件起きている。
バックモニターやセンサーなどの安全装置の普及で事故件数は減少傾向にある。ただ今回の事故で被告は、路肩に駐車しようとサイドミラーに目線がいき、バックモニターは全く見ていなかったとされる。
遺族の処罰感情強く
判決も、後退の場合、ミラー…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル