毎年5月に400種5千株以上のバラが咲き誇る埼玉県伊奈町の町制施行記念公園で、開花目前のつぼみの摘み取り作業が4月下旬から続いている。新型コロナウイルスの予防で来園者が大勢来ないようにする措置。9~31日に開催予定だった「バラまつり」に合わせ、町から委託された業者が丹精込めて育ててきた。作業していた女性は「涙が出てきそう」。
秋バラも見事に咲かせるため、作業は、枝の伸び具合などを慎重に観察しながら今月中旬まで。「秋までに感染が収まることを願い、気持ちを切り替えていきます」と忙しく手を動かしていた。(猪瀬明博)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル