ごはんラボ 鶏肉のソテー バルサミコソース
世界の調味料を使いこなすシリーズ、最終回はイタリア生まれのバルサミコ酢です。ブドウを原料にした甘酸っぱい調味料。主に熟成期間によって、味にも価格にも違いがあります。
長い年月をかけて熟成させたものは、とろりとしてプルーンのような甘みと豊かな香りがあります。逆に短いものは、さらりとして酸味があり、ドレッシングなどに向きます。今回は、後者をじっくり煮詰めて、こくのあるソースにする方法を紹介します。
大根のさわやかさが加わることで、ソースがとがりすぎず、食感にも変化が生まれます。コツは、終始、弱火を保つこと。鶏肉や大根に中までしっかり火を通しつつ、表面をこんがり香ばしく焼けるかどうかで、料理の仕上がりが決まります。
酒はワインを使えばすっきりと、日本酒を使うとまろやかになり、ごはんにも合います。制約も戸惑いもたくさんあった一年の終わり、食卓も心も少し華やぐ一皿です。(栗田優美)
鶏肉のソテー バルサミコソース
材料(2人前) 料理監修:有馬邦明さん(パッソアパッソ)
□ 鶏もも肉 250g
□ 大根 3cm分(100g)
□ タマネギ 1/4個(40g)
□ ニンニク 1/2片
□ 小麦粉 適量
□ 塩 少々
□ コショウ 少々
□ オリーブ油 小さじ1
□ 酒 大さじ2
□ バルサミコ酢 大さじ3
□ バター 10g
【作り方】
①ニンニクは包丁の腹を当ててつぶす。大根は4等分し、厚みを半分に切る。タマネギはみじん切りに。鶏肉の皮に塩少々、反対側に塩・コショウ各少々をふり、大きめの一口大に切る。皮側に小麦粉をつける。
拡大する小麦粉をつけることで、カリッと香ばしく焼け、ソースにとろみがつく。余分な粉は、はたいて落とす
②フライパンにオリーブ油を入れ…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル