2月14日のバレンタインデーに向けて、福岡県筑豊地方の洋菓子店が、地元の日本酒を使ったチョコレートを開発した。名付けて「寒北斗(かんほくと)ショコラセレクション」。5種類の日本酒と酒かすを使い、それぞれのお酒の風味を楽しめる。現在予約を受け付けているが、数に限りがある。
開発したのは、飯塚市川津の「パティスリーエスポワール」のオーナーシェフ深見広伸さん(37)。地元の老舗、寒北斗酒造(嘉麻市)の日本酒を使った。地元産にこだわった商品作りをしており、同じく寒北斗酒造の日本酒を使ったガトーショコラも開発・販売していることが、新商品につながった。
ショコラセレクションは、縦3センチ、横3センチ、高さ1・5センチの一口サイズのボンボンショコラ5種類。生チョコに寒北斗酒造の5種類の日本酒とそれぞれの酒かすを練り込み、生チョコをチョコレートでコーティングした。「日本酒はくせがないので、チョコレートに負けないような風味を出すのが難しかったが、酒かすを加えることでお酒の風味を出せた」。チョコレートの配合も日本酒の種類によって変えたという。
深見さんによると、純米大吟醸は「最初にお酒の風味ががつんとくる」、超辛口は「後から辛さが伝わってくる」。「5種類のお酒の風味の違いを楽しんでほしい」と話す。
税込み1440円。予約の受付期間は14日まで。販売予定は7~14日。水曜定休だが、12日は営業する。エスポワール(0948・43・9343)。(垣花昌弘)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル