パイロットの父支えたい 海上保安学校で入学式、「整備コース」新設

 京都府舞鶴市の海上保安学校で11日、入学式があり、336人が新たな一歩を踏みだした。今年から整備士を育成する「整備コース」が新設され、5人が入学した。

 式では、新入生の名前が1人ずつ呼ばれた後、入学生総代の新垣海天さん(18)が、「国民の期待に応えられる海上保安官を目指して努力する」と力強く宣誓。川上誠校長は「大しけでも遭難者に届くような大きな声を出せるようになることから始めてください」と述べた。

 同校によると、整備コースは、飛行機やヘリの整備を中心に学ぶ。これまで整備士志望者は、卒業後に選抜されたが、なり手不足から新設したという。

 同コースの新入生の鈴木理沙さん(19)は、父親が海保ヘリのパイロット。その背中を見て育ち、自分は整備する側で支えたいと思ったという。「整備は個人の技術が問われるが、チームワークの大事さも学びたい」と話した。(今林弘)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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