パックン、挑発しても挑戦しない野党に不満 「皆投票制度」提案も

 ぼくは最近「自民党はめちゃくちゃリベラル!」ってユーチューブ動画を作ったんですよ。総裁選に出た4人は「保守だ」って言っているけれど、アメリカ人の感覚で公約をみると結構リベラル。「人に寄り添う」とか「ぬくもり」「フェア」なんて言葉は、実力主義の米国の保守主義とは正反対で、「保守」にくっつけると意外過ぎる組み合わせに映ります。

 岸田首相も総裁選で「格差社会の是正を目指す」「富の再分配を」なんて共産党が言いそうなリベラルな公約をあげていた。米国の保守派は、公的サービスを減らして減税を望みます。福祉強化のための増税というのも、米国の保守とは正反対です。

 集団的自衛権憲法改正とか保守的な公約もあるけれど、最近掲げた主な政策はリベラル一筋になっていると感じます。教育無償化、待機児童ゼロ、少子化対策……。野党が打ち出して人気を集めた法案を、自民党はうまく吸収してしまって案外、柔軟な所もある。脱原発でも「事実上の」とか「将来的な」といった表現を加えて取り込んでしまうしね。

衆院選が19日に公示される。前回選挙から4年、私たちの暮らしは、社会は何が変わり、何が変わっていないのか。それぞれの立場から発信を続ける人たちに、政治や選挙への思いを聞く。

 そうなると野党は違いを出し…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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