北九州市内で16日、真っ昼間にパトカー約40台とヘリが出動しての捕物劇が展開された。福岡県警は、女性を性的暴行しようとした男が車を盗んで逃げたとして、緊急配備をかけ盗難車を追跡。約1時間後、車は歩道で動けなくなり、男の身柄が確保された。
折尾署は26日、同市小倉北区片野新町1丁目の建設作業員桝谷太樹容疑者(27)を強制性交未遂などの疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。
署によると、桝谷容疑者は16日午後1時ごろ、同市八幡西区の駐車場で、停車中の軽乗用車に乗っていた大学生の女性(19)にカッターナイフを突きつけ、「抵抗したら殺す」と脅して性的暴行をしようとし、女性が逃げた後、女性の車を盗んだ疑いがある。
県警が盗難車の手配をかけたところ、八幡東区や門司区で警察官から目撃情報が相次いだ。ヘリも出動し、午後2時ごろ門司区で逃走中の車を発見。上空から追跡し、パトカーを誘導した。
車は門司区大里本町1丁目の歩道上で電柱とガードレールに挟まって停車。桝谷容疑者は近くの会社の敷地内に逃げ込んだが、建造物侵入容疑で現行犯逮捕され、強制性交未遂と窃盗の疑いで再逮捕された。(板倉大地)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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