パパ友、壺友、バタ友…芥川龍之介と室生犀星の共通点 田端で企画展

 芥川龍之介室生犀星、実はパパ友だった――。東京・田端で親交を深め、「文士村」の礎を築いた芥川龍之介(1892~1927)と室生(1889~1962)を様々な観点で比較する企画展が、田端文士村記念館(東京都北区田端6丁目)で開かれている。

 今年は芥川生誕130年、室生没後60年の節目の年。芥川は小説家、室生は詩人として、大正期に文壇に登場した。1918年、日本橋での詩人・日夏耿之介(こうのすけ)の出版記念会で2人は出会い、ともに田端に住んでいたため、一緒に帰宅し、交流が生まれた。

 同年代、住まいも同じ田端……。他にも共通点が多い2人だが、2人と親交があった詩人萩原朔太郎(1886~1942)は芥川を「文明紳士」、室生を「自然児」と称し、正反対の性格だったと記している。

 企画展では共通点や相違点…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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