パラグライダーの翼よ再びはばたけ バッグやポーチへエコにリメイク

 兵庫県丹波市のパラグライダーのスクールで、古くなって使われなくなった翼の部分を、エコバッグやポーチなどに再生させている人がいる。エコなだけでなく、人の命に関わる翼だけに生地の機能性は高く、色もカラフル。愛用者は徐々に増えているという。

 神戸市中央区出身の安國真理子さん(40)=京都市北区六甲山を見て育った影響で山登りが好きになり、御影高校で山岳部、甲南大学ではワンダーフォーゲル部に入って全国各地の山を登った。

 神戸市のアウトドアメーカー勤務などを経て、2019年にイベントプランナーとして独立。県内外で手作り品の販売イベントの開催に携わった。

 イベントで手工芸品を見ているうち、「自分で小物を作りたい」という気持ちがわき、ミシンを学び始めた。

軽くて丈夫、水もはじきやすく

 転機は22年夏、友人の働く「丹波パラグライダースクール」(丹波市)へ行ったときだった。

 役割を終えた翼の生地が、倉庫の中に保管されていることを友人に教えてもらった。ポリエステルやナイロンなどの素材の生地には金具やひもが付いていて、廃棄するのに手間がかかり、なかなか捨てられない、ということも。

 実際に生地を見せてもらうと…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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