車いすの選手や手足にまひがある選手に卓球台はどう見えているのか――。そんな視点でデザインされたユニークな卓球台ができあがった。世界的にも評価され、パラ教育にも活用されている。
東京・渋谷のレストランで11月中旬、卓球イベントがあった。車いす卓球の茶田ゆきみ選手(31)からの球がネット際に落ちる。相手の男性はラケットを持つ手を精いっぱい伸ばすが、届かない。卓球台が、男性の方だけ40センチほどネットまでの距離が長いためだ。
車いすに座ってプレーする茶田選手が心理的に感じるネットまでの距離が、台に反映されている。茶田選手は「この卓球台を体験した人はパラ卓球への見方が『障害があるのに大変だね』から『すごい』に変わるのがうれしい」と話す。
卓球台をデザインしたのは広告…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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