2020年東京パラリンピックの開会式(8月25日)・閉会式(9月6日)の出演者を一般公募することが9日、発表された。障害のある人を中心に、10日から来年1月10日まで公式サイトで募集を受け付け、出演者約420人が決定する。
大会組織委員会によると、主役となる「リーディングキャスト」(若干名)のほか、個人やグループにフォーカスするパートで、演出内容に合わせて自身が持つ個性や特技を生かしたパフォーマンスを行う「オリジナルキャスト」(約20人)と、集団群舞のパートでパフォーマンスする「マスキャスト」(約400人)を募集する。
応募資格は、2014年4月1日以前に生まれた人で、障害のある人や、生活する上で何らかの制約があると認識されている人を積極的に募集するという。20年1月から書類、動画、面接による審査を行う。「エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクター」の佐々木宏氏は「ライバルは五輪の開閉会 式。なんとしてでも盛り上げたい」と呼びかけた。
開会式の演出を、劇作家のケラリーノ・サンドロヴィッチ氏(56)、閉会式を演出家の小林賢太郎氏(46)が手掛けることも発表。ケラリーノ氏は「まったく未知のフィールドに飛び込んでゆくのは皆さんも私も同じです。『楽しむ』ことを第一に、パラリンピックならではの出逢いに期待しています」。小林氏は「パラリンピアンのみなさんと一緒に東京2020を楽しく締めくくれるよう、丁寧に準備を進めています。力を貸してください」とコメントを発表した。
元SMAPの稲垣吾郎(46)、草ナギ剛(45)、香取慎吾(42)が日本財団パラリンピックサポートセンターのスペシャルサポーターを務めているが、ケラリーノ氏は稲垣が出演する舞台の演出を手掛けたこともあり、3人の出演も期待できそうだ。
○…東京五輪・パラリンピック開閉会式は、狂言師・野村萬斎が総合統括を務め、五輪統括を映画監督の山崎貴氏、パラ統括を佐々木宏氏が担当する。また「東京2020 開会式・閉会式 4式典総合プランニングチーム」には、歌手の椎名林檎、映画プロデューサーの川村元気氏ら8人が選出されている。
報知新聞社
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