国立の旭川医科大学(北海道旭川市)で、吉田晃敏学長の解任を学長選考会議(議長=西川祐司・同大教授)が萩生田光一文部科学相に申し出た問題で、選考会議は28日、解任を申し出た具体的な理由を明らかにした。主な理由として、①新型コロナウイルス患者受け入れに関する不適切な言動②職員へのパワーハラスメントなど不適切な言動③執務時間中の飲酒など不適切な言動④公共の場での不適切な行為⑤業務委託費の不正支出、を挙げた。
パワハラは9件、不正支出は9件・金額ベースで693万円が確認され、ほかの信用を害する行為などを合わせ、問題行為はのべ34件が確認されたという。
吉田学長は今月17日に突然、文科相に辞表を提出。選考会議の議論について、代理人を通じたコメントで「解任という結論ありきで拙速だ」と批判していた。選考会議は学長の弁明や提出資料もふまえて事実認定をする予定だったが、学長は事情聴取が予定された18日の選考会議に出席しなかった。
選考会議は、多数の問題が学…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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