民事裁判に偽造した証拠を提出したとして、神奈川県弁護士会は29日、古沢真尋弁護士(55)=横浜市=を同日付で退会命令の懲戒処分にしたと発表した。自身の事務所に所属していた男性弁護士(35)に「パワハラを受けた」などとして慰謝料などを求められた裁判で、主張を裏付けるため文面を書き換えたメールを証拠として提出したと判断した。
この裁判は2016年に始まり、翌17年2月に男性弁護士が古沢氏に対する懲戒請求をしていた。古沢氏は裁判で、男性弁護士の迷惑行為によって「多数の顧問先や顧客を失った」ことなどを示す証拠として、メールを印刷した書面を提出していた。
裁判資料によると、事務所の就職説明会や食事会に参加した司法修習生からのお礼のメールで、書面には「(男性弁護士が)極めて最低の弁護士であるということを聞いておりました」「事務所に就職することは自分の将来に大きな影を落とすことになりかねないと考え、この度は応募を辞退させて頂く」などと記載されていた。
これを受け、男性弁護士側が…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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