和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで昨年生まれたジャイアントパンダの彩浜(サイヒン)が14日、1歳の誕生日を迎え、ジャングルジムやバースデーケーキ風などの木製遊具が贈られた。
彩浜は生まれた時は体長15・5センチ、体重75グラム。同園のパンダでは歴代最も小さい超未熟児だった。自力では母乳を飲むことも体温を調節することもできず、52日間にわたって保育器で育てられたが、14日現在、体長130センチ、体重は26・4キロに成長。男性スタッフでも抱きかかえるのが大変になってきた。
まだ母親の良浜(ラウヒン)の母乳が主食で、リンゴやニンジンなど離乳食をとっている。乳歯が生え替わっている最中で、永久歯がそろう秋ごろには竹を食べられるようになり、独り立ちする見込みという。
飼育スタッフの遠藤倫子さん(33)は「生まれた時はまさかここまで大きくなると思わなかっただけに、本当にうれしい」と話していた。(大野宏)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル