ヒグマが市街地に迷いこまないように… 草刈りで侵入&遭遇リスク減

原知恵子

【動画】ヒグマ対策の草刈りで見晴らしは一変…ビフォーアフター=原知恵子撮影

 北海道の市街地でヒグマの出没が相次ぐなか、豊平川河畔林(札幌市南区)で6日、地域住民や大学生ら約50人が草刈りをして対策した。

 協力した酪農学園大学の佐藤喜和教授らによると、ヒグマは、生息地から河畔林などの緑地をつたって市街地に迷いこんでしまうことがある。

 ヒグマが隠れられる下草や低木を刈ることで通り道をなくし、人の生活圏への侵入を防ぐ。また、見晴らしをよくすることで出没しても人が気付きやすくなり、至近距離での遭遇リスク低減につなげる狙いがあるという。

 付近は過去にヒグマが出没した場所でもあり、草刈りは10年目になる。参加した近隣住民の広瀬俊一さん(74)は「クマのことを知り、出没しにくい環境を作ることが大事」。谷口卓三さん(82)は「地域の力になれたらと毎年参加している」と話していた。(原知恵子)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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