香川県まんのう町特産のヒマワリの種を使った本格焼酎が完成した。種のオイル由来の香りとなめらかな口当たりが特徴だ。ヒマワリを生かした新たな特産品として、町内の酒店などで販売を始めた。
町や生産者でつくる「まんのうひまわり振興協議会」が3年前から企画し、琴平町の酒造会社「西野金陵」が製造した。
町のシンボルの満濃池、満開のヒマワリ、町民や来訪者が笑顔で満ちるようにとの思いから「満」をキーワードにし「みちる」と命名した。
原料は、町産100%のヒマワリの種に、国産の米こうじと米。本来、焼酎づくりにオイルは不要だが、すべて取り除くとヒマワリの風味や香りが出ないといい、搾り具合を工夫した。
種から搾油する特産品「まんのうひまわりオイル」の製造過程で出る搾りかすを再度搾って油分を減らし、熱も加えてナッツのような香りを引き出した。
西野金陵の酒井史朗製造課長(51)は「オイルの風味がうまく移り、バランスのいい、飲みやすい焼酎ができました。ロックだとオイリーでまろやか、割ると香ばしいという声もありますが、自分に合う飲み方を探して楽しんでほしい」と話した。
まんのう町は、ヒマワリを活用…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル