高田正幸
中古車販売大手のビッグモーター(東京都)が、下請け業者に店周辺の草むしりを強要していた疑いがあるなどとして、公正取引委員会が下請法違反の疑いで調査を始めたことが関係者への取材でわかった。
関係者によると、ビッグモーターはこのほかにも、下請け業者側に対し、作業単価の引き下げや、車検をビッグモーターに依頼するよう求めるなど、立場を利用して不利益を与えていた疑いがある。
調査で違法行為が確認された場合、公取委は、業者側への代金の支払いや再発防止を求めるなどの勧告をビッグモーターに出す可能性がある。
ビッグモーターをめぐっては、「環境整備点検」という慣行があり、従業員が各地の店舗周辺に除草剤をまくなどしていたことがわかっている。街路樹が枯れるなどの被害も確認されていた。(高田正幸)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル