中古車販売大手ビッグモーターの店舗で、展示中の中古車の盗難が今年に入って相次ぎ、山梨、群馬、埼玉、長野の4県で計29台が被害に遭ったことが同社への取材でわかった。いずれも屋外に展示中で、営業時間外の夜間に盗まれたという。
山梨県内では4月5日未明に2店舗で盗難が相次いだ。同社や捜査関係者によると、午前1時ごろ、甲斐市の甲斐店で3台が盗まれた。警報装置が鳴り、警備会社の警備員が駆けつけて事件が発覚したという。約3時間半後の午前4時40分ごろには、甲府市の甲府店でも2台が盗まれているのが発覚。県警は同一の犯人による連続窃盗事件の可能性を視野に捜査している。
同社によると、ほかにも1月29日に館林店(群馬県)で8台、3月2日に春日部店(埼玉県)で3台、今月も2日に坂戸店(同)で10台、9日に松本店(長野県松本市)で3台が被害にあった。いずれも国産車だった。
店舗では赤外線センサーなどの防犯装置を付けているが、装置が反応して警備員が駆けつける前に車が持ち去られていた。それぞれ、地元警察に被害届を提出したという。担当者は「一日も早い解決に向けて捜査に協力していく。今後、各店舗の警備を強化していく」と述べた。(棟形祐水)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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