日浦統
中古車販売大手のビッグモーターの全国の店舗前の公道で街路樹が枯れている問題で、札幌市内の2店舗でも被害が出ていることがわかった。市は原因調査のため、現地の土壌サンプルを採取して道警に提出した。除草剤の使用など因果関係が判明した場合、損害賠償請求も検討する。
市によると、清田区の店前では今春、15本あった街路樹のうち1本が枯れており、市が伐採した。現在2本が衰弱気味。4本あった厚別区の店前では2020年と22年に枯れた木を1本ずつ伐採し、今も1本が衰弱しているという。いずれも原因はわかっていない。
秋元克広市長は27日の記者会見で「除草剤などが使われていれば、市民の財産の器物損壊になる。警察とも相談しながら、調査を進めていきたい」と語った。
同社による自動車保険の不正請求問題で国土交通省北海道運輸局は28日、道路運送車両法に基づき清田区の店に立ち入り検査を行った。(日浦統)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル