ビッグモーター創業地の山口でも家宅捜索 宇部店、街路樹損壊の疑い

 中古車販売大手ビッグモーターの店舗前の公道で街路樹が枯れたり切られたりしていた問題で、山口県警は27日、器物損壊の疑いで同社の宇部店(同県宇部市)を家宅捜索した。元店長ら社員から話を聞き、備品の購入履歴など資料を押収したとみられ、街路樹損壊の経緯を調べる。

 ビッグモーターは1976年、前社長の兼重宏行氏が山口県岩国市で「兼重オートセンター」の社名で創業した。

 家宅捜索は、午前8時過ぎから約1時間20分、宇部署員7人が同店の事務所で行った。

 国土交通省は13日、同店を含む全国のビッグモーター9店舗の前の植樹帯から除草剤の成分が検出されたと発表。同省山口河川国道事務所は同日、「2021年11月から23年3月にかけて(同店前の植樹帯の)樹木ハクチョウゲ52株に何らかの被害があった」として、宇部署に被害届を提出した。同店は「植樹帯に除草剤をまいたり、伐採をしたりした」と同省側に申し出ていたという。

 ビッグモーターは「県警の捜査に協力し、原状回復も含め、誠心誠意の対応をして参ります」とのコメントを発表した。

 同社店舗前の街路樹をめぐる…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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