ビッグモーター店舗前から除草剤成分 福岡県が被害届提出へ

添田樹紀

 中古車販売大手「ビッグモーター」の店舗前の街路樹や植栽が枯れるなどしている問題で、福岡県の服部誠太郎知事は22日、県が管理する道路沿いで、一部の店舗前の土壌から除草剤の成分が検出されたとして、県警に器物損壊容疑で被害届を出す考えを示した。

 県によると、県道沿いで、街路樹が枯れたりなくなったりしている春日店(春日市)と小郡店(小郡市)前にある植樹帯の土壌を調べたところ、除草剤に含まれる代表的な成分「グリホサート」が検出された。

 春日店は県に対して除草剤を使用していたことを認め、原状に戻す意思を示している。小郡店前の土壌については、店舗前の道路を2021年まで管理していた小郡市が使った除草剤が原因の可能性もあり、引き続き調査するという。

 服部知事は「県民の財産である街路樹が故意に切られたり枯らされたりしていたとすれば非常に遺憾だ」と話し、原因者がわかれば損害賠償請求も検討するとした。(添田樹紀)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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