ビッグモーター越前店で過去に無断伐採 国道事務所が原状回復要求

小田健司

 中古車販売大手ビッグモーター越前店(越前市)が、店舗前の植栽を無断で伐採し、国土交通省福井河川国道事務所が原状回復を求めていたことが3日、同事務所への取材でわかった。

 同事務所によると、伐採されたのはボックスウッドと呼ばれる低木。店舗南側の交差点付近に2カ所植えられていたが、2021年6月に同事務所の職員が見回り中に伐採されていることに気付いたという。

 同事務所が店側に事情を聴いたところ、植栽を無断で伐採したことを認め、「展示されている車を道路から見やすくするため」と説明した。原状回復を求めると、店側は「花を植える」と提案したという。

 ただ、今月3日時点で花は植えられておらず、防草シートがかかっている。店は「店長が休み」として取材に応じていない。

 同社の県内の店舗は、越前店と福井店(福井市)の2カ所。同事務所は両店舗の植栽帯の土壌を調べるなどしている。

 両店舗は16年、同事務所と協定を結び、国道沿いの道路の美化活動を行った。19年にはこうした活動に対し感謝状をもらっていた。(小田健司)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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