ピコ太郎さんが農水省で新曲 「休んでみないかい」とPRするのは

川見能人

【動画】新曲「NOU HAKU~田舎に泊まりたい!~」を披露するピコ太郎さん=川見能人撮影

 世界的にヒットした動画「PPAP」で知られるシンガー・ソングライターのピコ太郎さんが11日、農林水産省で新曲を披露した。農山漁村地域に宿泊し、地元の食事や体験を楽しむ「農泊」が新曲のテーマで、タイトルは「NOU HAKU~田舎に泊まりたい!~」。都市と地方の交流が強まるきっかけになればとの思いを込めたという。

 この日、ピコ太郎さんは金子原二郎農林水産相を表敬訪問。金色の衣装にネックレスという定番のスタイル。軽快なリズムに合わせ、「休んでみないかい」「田舎に泊まろうぜぇ…農泊!」といった歌詞に、金子農水相らから拍手も飛んだ。

 農水省が推奨する農泊は農山漁村の所得向上や地域の活性化を目指しているが、知名度は低く、同省はPR活動に補助金を出している。今回、地域振興を手がける企業からの提案で、ピコ太郎さんにPRソングの作曲に白羽の矢が立った。

 ピコ太郎さんのプロデューサーで、タレントの古坂大魔王さんは青森県出身で、故郷での農泊体験を曲作りに生かしたという。ピコ太郎さんは「日本三景まで行かなくても、農村近くの山々には絶景がある。新鮮な野菜や魚を食べれば、普段食べているものがどうやってできているのかがわかるのも喜び。コロナ禍でも人と人との思いがつながるきっかけになれば」と話した。(川見能人)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment