ピンク色のバッタ、7歳が見つけた 保育園児「すげー」

西堀岳路

 埼玉県鶴ケ島市立富士見保育所で、保育士が持ってきたピンク色のバッタが園児たちに大人気だ。専門家によると、ショウリョウバッタの幼虫で、「見つけることができたのはラッキー」なのだそう。保育士宅では「ハートちゃん」と名付けられ、園でも園児たちが「ピンクちゃん」などと、めいめい名付けて熱心に観察している。

 6月28日の夕方、同市の保育士井出星子さん(41)と長男で小学2年の一磨(かずま)君(7)、長女映(はゆる)ちゃん(5)が公園へ遊びに行き、一磨君がサッカーボールを追いかけていって水飲み場の草地で見つけたという。さっそく家へ持ち帰り、ピンク色でかわいいからと、ハートちゃんと命名。雑草を与えて飼っている。

 井出さんが保育園へ持って行くと、「すげー」「何これー」と、園児たちが取り囲むほどの人気。井出さんは「この夏は、珍しい虫探しが子どもたちのブームになりそうです」と笑う。バッタは、日中は保育園、夜は井出さん宅で飼育されている。

 県立自然の博物館学芸員の半田宏伸さんによると、バッタは脱皮して緑色から茶色などと体の色が変化するが、ピンク色は突然変異と考えられるという。「珍しい現象だし、目立つ色ですぐ天敵に食べられてしまうだろうから、見つけることができたのは幸運」と話している。(西堀岳路)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment