近藤咲子
映画を10分程度に編集した「ファスト映画」を無断でネットに投稿したとして、著作権法違反の疑いで逮捕された札幌市の無職高瀬拳也容疑者(25)が、動画投稿サイトから少なくとも450万円以上の広告収入を得ていたことが宮城県警の調べで分かった。
塩釜署によると、高瀬容疑者は新型コロナウイルスの感染が広がった昨春ごろから、同居する無職下田和奈(25)や、SNSを通じて知り合ったフリーター菅喬之(42)=東京都渋谷区=の2容疑者と共謀し、ファスト映画の製作を始めた。
高瀬容疑者が構成を考え、下田容疑者が主に編集。菅容疑者はウィッグやサングラスなどで変装して出演するなど役割を分担して、これまでに100本以上を製作した疑いがあるという。
高瀬容疑者は以前からユーチューブに動画を投稿。県警が押収品を調べたところ、投稿した動画の再生回数に応じて広告収入を得ており、2019年からの2年間で少なくとも450万円以上の収入があったという。高瀬容疑者らはこの収入を分け合ったとみられる。
3人はコロナ禍での外出自粛による巣ごもり需要を当て込んでファスト映画を量産したと署はみている。3人は25日朝、仙台地検に送致された。(近藤咲子)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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