フィギュア織田信成さんに賠償命令 元コーチの訴え認める 大阪地裁

松浦祥子

 関西大アイススケート部元監督でフィギュアスケーター織田信成さん(35)と同部元コーチの浜田美栄さん(63)が、互いを訴え合った訴訟の判決が2日、大阪地裁であった。松本明敏裁判長は、「浜田さんによるモラルハラスメントがあった」とする織田さんの訴えを棄却し、織田さんに対し、浜田さんに220万円を支払うよう命じた。

 織田さん側の訴状によると、織田さんは、2017年2月ごろに浜田さんの指導方法を注意した後、無視や陰口などのモラハラを受けるようになったと主張。同年4月に監督に就任したが、精神的苦痛による入院や、震えや頭痛などの変調が起き、19年9月に監督退任を余儀なくされたとし、浜田さんに1100万円の損害賠償を求めた。

 一方、浜田さんは「無視や陰口をしたことは一度もない」などと反論。織田さんのブログなどによって名誉を傷つけられたとして、慰謝料など330万円を求めて反訴していた。(松浦祥子)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment