フィリピン特殊詐欺「ルフィ」、強盗容疑で逮捕へ 京都の事件を指示

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増山祐史 遠藤美波 長妻昭明

 フィリピンを拠点に60億円以上の被害を出した特殊詐欺事件で、2月に日本に移送、逮捕された詐欺グループの幹部4人のうちの1人が、京都市の時計店で2022年に起きた強盗事件を指示していたとして、警視庁はこの男を29日にも強盗容疑で逮捕する。捜査関係者への取材でわかった。

 4人は特殊詐欺の窃盗容疑で複数回逮捕、起訴されたが、強盗容疑での逮捕は初めて。警視庁は、各地で相次いだ強盗事件とグループの関わりについて捜査を進める。

 男は住所不定、職業不詳の今村磨人(きよと)容疑者(39)。広域強盗事件では、「ルフィ」と名乗る指示役の存在が浮かんでおり、警視庁は今村容疑者がルフィと称していたとみる。

 京都市の時計店では22年5月2日、高級腕時計41点(計約6900万円相当)が奪われた。20~40代の男女3人が強盗罪で起訴されている。

強盗に「ルフィ」の形跡 フィリピンと京都、口座を追った

 3人とは別に、奪われた時計…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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