2025年度から中学校で使われる教科書の検定結果が公表された。インターネットやSNSについて、使う上での注意点などの「情報モラル」を各社が様々な教科で取り上げている。
「グルメサイトの口コミ情報の信頼性は?」「私たちがフェイクニュースを信じやすい理由」……。三省堂の3年生向けの国語では、そんな内容が11ページある。大半は新たに盛り込んだ。担当者は「中学生もネット情報に接する機会が増えるなか、身近なテーマから情報を読み解く力を身につけてもらいたい」と話す。消費者としての教育の意味合いもあるという。
文部科学省によると、「ファクトチェック」と「フェイクニュース」は多くの教科に盛り込まれている。特に国語では全4社が両方またはどちらかを紹介している。
光村図書は2年生の国語で新たに、ネット情報の信頼性を判断する方法や情報発信時の心得に関する文章を載せた。担当者は「重要なのはやはり言葉の力。ネットやSNSの特性を踏まえ、豊かで信頼のおける言葉の使い手になってほしい」と狙いを語る。
また、教育出版は公民で、好…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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