フェーン現象で「北陸暑すぎ問題」 専門家も「寒暖差で体調を崩さないよう」(J-CASTニュース)

 大型の台風17号は、2019年9月23日の9時に日本海で温帯低気圧に変わった。ウェザーニュースなどによると、この影響で本州付近は南風が強まり、日本海側ではフェーン現象が発生。これにより、ある地域が秋とは思えない猛暑に見舞われているのだ。

  「北陸暑すぎ問題」
  「北陸のフェーン現象、かわいそうになる」

■気温の全国ランキングをみると…

 気象庁のアメダスで同日9時の全国気温を調べたところ、北陸が真っ赤に染まっていた。同サイトの「今日の全国観測値ランキング(9月23日 10時40分現在)」によると1~9位を富山県と石川県がほぼ独占している状態だ。1位は富山県の南砺市南砺高宮で、34.6度をマークしている。

 「フェーン現象」とは、気流が山脈を越える際、湿度が低下して乾燥した高温の空気となり、山脈の反対側のふもとで乾燥した高温をもたらすことを指す。雲研究者・気象庁気象研究所研究官・学術博士の荒木健太郎氏は23日、台風によるフェーン現象等により北陸中心に気温が上がるとツイッターで警鐘を鳴らしており、「寒暖差で体調を崩さないようお気をつけ下さい」と呼びかけている。

 荒木氏のツイッターをさかのぼると、台風10号が直近のお盆休みを直撃した8月15日や、2018年の台風第12号の影響があった同年7月29日などにも、北陸をはじめとした日本海側に対し、フェーン現象による酷い暑さを警戒するよう情報を発している。台風によるフェーン現象で暑さに悩まされる北陸に対し、複数のツイッターユーザーからは

  「北陸あたり……………………暑さで死なないで…………………」
  「また北陸がバグってる #フェーン現象」

と同情の声が寄せられている。

【関連記事】


Source : 国内 – Yahoo!ニュース

Japonologie:
Leave a Comment