フォークリフトを運転するための学科試験の点数を改ざんし合格にしていたとして、長崎労働局は、公益社団法人建設荷役車両安全技術協会県支部(諫早市、石川純一支部長)に対し、3月24日付で労働安全衛生法に基づき、改善命令(行政処分)を出した。
労働局によると、県支部は2012年4月~15年3月、フォークリフトの運転技能講習の学科講習を受けたものの、試験で合格点未満だった少なくとも21人の点数を水増しし、合格にしていたという。昨年12月末に匿名で書面での情報が寄せられて発覚した。
いずれもすでに退職している管理者が担当。改ざんした理由について「数万円かかる試験で、あと数点で落ちるのはかわいそうだと思った」などと話しているという。21人は今後、補講を受けたうえで、再テストに臨むことになるという。(小川直樹)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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