フジテレビは3日、「超逆境クイズバトル!!99人の壁」で、解答者が収録を欠席した際に一部をエキストラで補うなど不適切な制作手法があったとして、ホームページ上で謝罪した。
現在、毎週土曜日に放送している同番組は、参加者100人の中から挑戦者1人を選び、残る99人とクイズで対決するという内容。参加者はホームページで募り、オーディションで選抜していた。
フジテレビによると、2018年8月15日放送回~19年10月26日放送回の間、収録当日に体調不良などで10人強が欠席した時に、取引先の会社からエキストラを手配して不足を補ったという。多いときは20人以上を補った場合もあった。
同様の事態が続いたため、同年11月9日放送回以降の収録では、クイズや出演者のジャンルを絞って、100人を集めやすくする対応を取っているという。
今年2月に視聴者から情報提供を受けた放送倫理・番組向上機構から連絡があり、社内調査を経て公表した。同社は「番組のコンセプトを守らなければいけないという意識が制作側にあった。今後は不測の事態で人数不足が生じた場合でも、その旨を明確にして放送する」としている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル