フジテレビの恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演していたプロレスラー木村花さんが死去した問題で、フジテレビは29日、遠藤龍之介社長のコメントを発表した。全文は以下の通り。
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今回の木村花さんの痛ましい出来事に対して、改めて心からのお悔やみを申し上げます。同時に番組制作の私共がもっと細かく、継続的に、彼女の気持ちに寄り添うことができなかったのだろうかと慙愧(ざんき)の念に堪えません。
「テラスハウス」はリアリティーショーであり、主に若者の恋愛を軸に、それにまつわる葛藤や喜びや挫折など様々な感情を扱うものですが、刻々変化する出演者の心の在り方という大変デリケートな問題を番組としてどう扱っていくか、時としてどう救済していくかということについて向き合う私どもの認識が十分ではなかったと考えております。
以上のことを考慮したうえで、今回、既報の通り、同番組の制作、地上波での放送、およびFODでの配信を中止するとともに、今後、十分な検証を行ってまいります。
最後になりますが、ネット上では、出演者や関係者などへの中傷も相次いでいると聞いており、大変、憂慮しております。そういったご批判は番組を制作・放送・配信していた我々が受けるべきものと考えていることを申し添えます。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル