コンビニや飲食店で配っている使い捨てスプーンなどのプラスチック製品の削減やリサイクルを促す新法「プラスチック資源循環促進法」が4日、参院本会議で可決、成立した。有料化や代替素材への切り替えを求め、プラごみ削減に配慮した製品などを国が認定する仕組みもつくる。来春に施行される見通しだ。
使い捨てのストローやフォークなどを無料で大量に配る店に対し、有料化するか、素材をプラスチック以外の紙や木などに切り替えるよう対応を義務づける。大手・中堅のスーパーやコンビニ、ファストフード店などが対象になる見込み。小規模店は除外する方向で検討している。具体策は今後、政省令などで定める。
国が認定したプラ製品にロゴマークを付ける仕組みを導入し、消費者がリサイクルしやすい製品を選びやすくする。自治体に対し、プラ製の文房具やおもちゃなどを、菓子袋などと一緒に資源ごみとして分別収集するよう求める。
昨年7月には、すべての小売店を対象にプラ製レジ袋の有料化が義務づけられている。(川田俊男)
プラスチック資源循環促進法の主な内容
【設計・製造】…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル