プーチン氏から贈られた猫、名はロシア語で「平和」 「大変皮肉だ」

 「うちのミールはプーチン大統領と違って非常に優しいし、おとなしい。大変皮肉だ」――。ロシアのプーチン大統領から贈られた猫を飼う秋田県佐竹敬久知事は4日、ロシア語で「平和」を意味する「ミール」と名づけた猫を引き合いに、現状を嘆き、ロシアによるウクライナ侵攻を批判した。

 県は2012年、ロシアからの東日本大震災の被災地支援のお礼などを目的に、プーチン氏にメスの秋田犬「ゆめ」を贈呈。13年にその返礼として、佐竹知事にオスのシベリア猫が贈られた。ロシアとの友好関係をさらに発展させたいという意を込めて、佐竹知事が「ミール」と名づけた。

 この日、県庁で報道陣からウクライナ侵攻への見解を問われた佐竹知事は「人道上の問題からもきわめて悪質。ロシアとウクライナの戦争というよりも、プーチン大統領の身分、地位を守る戦争のようだ」と非難。「国際世論が全面的に団結して、なんとか侵略を止めることが必要だ。怒りを覚える」と語った。(高橋杏璃)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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