政府は2日、東京電力福島第1原発の廃炉・汚染水対策チームの会合を開き、廃炉に向けた工程表「中長期ロードマップ」の改定案を示した。2031年までに1~6号機全基で、使用済み核燃料プールに残る燃料の搬出完了を目指すと明記。廃炉作業の最難関とされる溶融核燃料(デブリ)の取り出しを2号機から始めることも正式に盛り込んだ。
改定は5回目。事故から30~40年後とする廃炉完了目標は維持した。今後、各工程を精査して正式決定する。プール燃料全ての搬出完了時期を設定するのは初めてだが、これまでトラブルなどで作業の中断、遅れが相次いでおり、実現できるかどうかは不透明だ。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース