ベトナム実習生2人→100人ロッジに 行き場失った末

 昨年夏、日本海を望む新潟県内のロッジに、2人のベトナム人が助けを求めてやってきた。“仲間”はどんどん増え、年明けまでに100人を超えた。ここにも、新型コロナウイルスの影響が及んでいた。(杉山歩)

「助けてやろうよ」無償で食事

 1月初め、雪が積もる同県長岡市寺泊地域のレストランで、数人のベトナム人女性が料理をしていた。店員ではない。隣のロッジで滞在中にお世話になった人たちへ振る舞うためだ。

 ベトナム風お好み焼きを巻いたボリューム満点の生春巻き。それを眺めながら、「気持ちが伝わる。いつか戻ってきてもらいたい」と、ロッジとレストランを経営する諸橋康裕さんは言った。

 話は、昨年夏ごろにさかのぼる。

 中部地方の別の県で働いていた…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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