ベーコンの実力発揮 「だし」で楽しむ野菜の夏おでん

ごはんラボ ベーコンだしの夏おでん

拡大するベーコンだしの夏おでん=合田昌弘撮影

 材料はシンプルで、調理時間も短いのに、味わい深い。「うまみの素材」を上手に使って、そんな料理を実現するレシピを4回シリーズで紹介します。

 食材は伝統食品から身近なものを。まずは肉の加工品のベーコンです。朝食の目玉焼きに始まり、出番は様々ですが、今回は「だし」の役割です。肉と魚の違いはあっても、くんせいにしてあるのはカツオ節と同じで、脂肪のコクも加えられる。大ぶりに切って具としても楽しむ夏のおでんにしました。

 合わせるのはトマトとカブです。トマトはフルーツトマトなど、果肉が硬く甘みや酸味の濃いものがおすすめです。皮をむくひと手間で口当たりがよくなり、だしとのなじみ具合もいい。カブのほかには、トウガンや皮をむいたナスなど、水分が多くてだしがじゅわっとしみる野菜を工夫してください。冷やしてもおいしく食べられます。

 もう一品はベーコンの香りを生かした焼き春巻き。チーズや青ジソとの相性の良さを実感します。(編集委員・長沢美津子)

ベーコンだしの夏おでん

監修:有馬邦明(パッソ・ア・パッソ)

材料(2人前)

□ ベーコン(ブロック) 50g

□ トマト 小2個(150g)

□ カブ 2個(160g)

□ 酒 大さじ2

□ しょうゆ 小さじ1

□ 塩 小さじ1/4

□ 水 600ml

【作り方】

①カブは飛び出た根を切り、茎を落として四つ割りにする。鍋に湯を沸かし、ボウルに氷水を用意する。沸騰したらトマトを入れ5~10秒ですくい出して氷水につける。続けてカブの茎も20秒ほどゆでて水にとる。トマトが冷めたら、へたを包丁の根元でくりぬき、皮の端を刃と指ではさんでむく。

拡大する湯の温度が下がらないように、トマトは1個ずつ入れる。指で触れてみて、皮が動いたらつるんとむける

②ベーコンは四つに…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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