ペットボトルで夫を殴り重傷を負わせたとして、警視庁は職業不詳の太田みち子容疑者(70)=東京都渋谷区幡ケ谷2丁目=を傷害容疑で逮捕し、14日発表した。夫は殴られた翌日に死亡した。「日頃の介護の疲れがたまって、かっとなってしまった」と容疑を認めているという。
代々木署によると、太田容疑者は13日午前8時半ごろ、自宅アパートの寝室で、同居する夫で無職の龍一さん(69)の顔や背中などを水約1リットルが入ったペットボトルで複数回殴り、肋骨(ろっこつ)が折れるなどの重傷を負わせた疑いがある。
この後に太田容疑者は外出。約5時間後に自宅に戻ると、龍一さんが意識がもうろうとした状態で倒れていたため119番通報したという。龍一さんは病院に搬送されたが、14日未明に死亡した。
署によると、夫婦は2人暮らし。龍一さんは腰を痛めていて要介護1の認定を受けていた。事件当日はデイサービスに向かう予定だったが、龍一さんが「背中が痛くて行きたくない」などと話し、太田容疑者と口論になったとみられるという。
署は、傷害致死容疑も視野に、暴行と龍一さんの死亡との因果関係を調べる。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment