ペットボトルのふたに穴・食器にラップ 節水の工夫

台風19号支援通信

 断水中の限られた水は貴重です。少しでも無駄にしないために、どんな工夫があるのでしょうか。

 昨年6月の豪雨による河川の濁流で断水した岐阜県美濃加茂市は、節水の工夫をまとめ、ホームページで紹介している。

 ペットボトルに入れた水は、きりや千枚通しなど先のとがったもので穴を開けたキャップでふたをする。こうすることで、一気に水が出ず、少しずつ使うことができるという。水の量は穴の数で調整できる。水が出にくい時は、ペットボトルを押すか、底の部分に小さな穴を開けるといい。

 洗う食器を減らすためには、食器をラップで覆ってから使う。食べた後はラップを捨てるだけ。箸やフォークなどでラップが傷つくことがあるので、何枚か重ねると安心だ。

 少ない水での調理方法も紹介している。「水を使わないカレー」は、チンゲンサイ、レタス、ナス、トマト、タマネギなど水分の多い野菜を鍋に入れ、ふたをして弱火で蒸すように火を通す。野菜がやわらかくなったらトマト缶を入れて混ぜ、最後にカレールーを溶かす。トマト缶と野菜の水分で作るカレーだ。

 米のとぎ汁も調理に再利用。鍋に入れて沸かし、ジッパーつきの耐熱袋に入れた野菜を投入すれば、野菜に火を通すことができる。さらに余ったとぎ汁は、まな板などの熱湯除菌や食器のつけ置き洗い、トイレの水などにも再利用できる。

 詳しくは市ホームページに掲載されている(https://www.city.minokamo.gifu.jp/shimin/contents.cfm?base_id=10316&mi_id=1&g1_id=3&g2_id=14#guide)。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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