現在、3大流星群の一つである、ペルセウス座流星群が活動期を迎えています。 活動のピークは12日(水)の22時頃と予想されているため、観測には12日(水)深夜~13日(木)夜明け前の時間帯がオススメです。 いつもより短い夏休みの思い出の一つとして、少し夜更ししてご家族一緒に夜空を見上げてみてはいかがでしょうか。
期待できる流星数は?
・出現期間:7月17日(金)~8月24日(月)
・ピーク :8月12日(水)22時頃
・母天体:スイフト・タットル彗星 ペルセウス座流星群は、1月のしぶんぎ座流星群、12月のふたご座流星群と共に3大流星群の一つとされており、観測できる流星数は年間でも1・2位を争う流星群です。 ただ、毎年「月」の条件が違うので、同じ流星群でも見える数が違います。今年は満月前の明るい月がほぼ一晩中夜空を照らすため、あまり観測の条件は良くありません。見晴らしが良く空気が澄んだところでも、観測できる流星数は1時間に10~15個程度となりそうです。 ペルセウス座流星群の流れ星は、ペルセウス座の周辺のみに出現するわけではなく、夜空のどこにでも現れます。また、出現する確率も同じです。 月明かりを視界に入れないようにしながら、できるだけ空を広く眺めるようにしましょう。
ペルセウス座流星群の特徴は?
1.遅い時間ほど期待できる流星数は増える 流星群に属する流れ星は、放射点(※)を中心に四方八方に流れます。ペルセウス座流星群の放射点は、時間の経過と共に高く昇るため、少しでも多く流れ星を見たい方は、未明頃に観測するのが良さそうです。 ※流れ星(群流星)が飛び出してくるように見える天球上の点。 2.ピークの前後数日は多くの流星が期待できる
ペルセウス座流星群は、ピークの前後数日は多くの流れ星を観測することができます。天気の関係等でピーク時に観測出来ない方は、その前後の日に観測するようにしましょう。 3.明るい流れ星が多く、痕を残すものも
ペルセウス座流星群は明るい流れ星が多く、火球と呼ばれるひときわ明るい流れ星や、流星痕と呼ばれる痕を残す流れ星が出現することがあります。
気になるピーク時の天気は?
当日は、西日本から東北南部は基本的に晴れて流星がよく見られそうです。ただ、内陸山沿いではゲリラ豪雨が発生する可能性があります。
東北北部から北海道は高気圧の縁辺流の影響で日本海側ほど雲が広がりやすく、星空が隠されてしまうエリアもありそうです。
ウェザーニュース
Source : 国内 – Yahoo!ニュース