大阪メトロの電車に乗ると、ほっと一息つけるような車内アナウンスが流れるときがある。3年前、ある路線で若手の車掌ら数人が始め、いまでは全線へと広がった。乗客たちの心を癒やしたり、励ましたりしている。
「季節の変わり目のため朝夕の寒暖差が大きいですが、風邪などひかれませんようにご自愛ください」
10月12日午前10時過ぎの四つ橋線。北加賀屋駅に到着する直前、車掌の浅野大樹さん(28)はマイクを手に乗客らに語りかけた。
きっかけは、3年前の夏ごろだった。
「大阪から元気をつくり続けるために何かできることはないか」
四つ橋線で働く車掌約50人…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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