県都・大分市と大分空港とのアクセス向上を目的に大分県が国内唯一の旅客運航を目指すホーバークラフトの1番船「Baien」が8日、訓練初日に事故を起こした。修理にかかる期間は現時点で不明といい、2009年以来となるホーバークラフト運航計画への影響が懸念される。
事故が起きたのは、ホーバークラフトが海から空港に上陸するための航走路の入り口付近。船体が接触したとみられる波打ち際付近の砂浜には船体から外れた白いかじが落ち、航走路のコンクリート壁にはこすれたような傷が10メートルほど残っていた。
航走路に沿って設置されたガードレールは、船体を浮揚させる「スカート」と呼ばれる部分に刺さった状態で約15メートルに渡ってめくれ、ガードレールの支柱もなぎ倒されていた。動けなくなった1番船のかじの取り付け部分は白い塗装がはがれ、金属がねじれてむき出しになっていた。
事故を見に来た近所の男性は「建造中も事故があったし、まだ運航していないのにまた事故になって、運が悪い。これではしばらく運航できないのではないか」と話した。
運航会社である大分第一ホーバードライブの小田典史社長は同日午後、県庁で記者会見し、事故原因について「操作ミス」との考えを示した。
船体はイギリス製、国内での修理は
小田社長によると、船が航走…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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