4日午前9時50分ごろ、東京都台東区根岸1丁目のJR鶯谷駅のホームから転落した女性が京浜東北線の電車(10両編成)にはねられ、間もなく死亡が確認された。女性は直前に体調不良を訴えていたといい、警視庁が事故原因などを調べている。
下谷署によると、亡くなったのは10~20代ぐらいの女性。同署が防犯カメラの映像などを調べたところ、女性はホームのベンチに座っていたが、立ち上がって線路側にふらふらと歩いて向かい、かがむような姿勢になった後、転落していた。その直後、駅に入って停車しようとしていた電車にはねられたという。
当時女性と一緒にいた別の女性は署に対し、「(亡くなった女性は)『具合が悪い』と言っていた。嘔吐(おうと)したいのかなと思った」と話しているという。
JR東日本は線路への転落を防ぐ「ホームドア」の設置を進めているが、鶯谷駅は山手線側に設置されている一方で、京浜東北線側にはまだ設置されていなかった。
この事故の影響で、京浜東北線が最大約1時間20分、山手線の内・外回りが約30分にわたって運転を見合わせ、約1万8千人に影響が出た。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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