堀越理菜
熊本市は29日、担任する児童に対する体罰や暴言があったとして、市立小学校の男性教諭(48)を停職3カ月の懲戒処分、当時の校長を文書訓告とし、発表した。
市教育委員会によると、教諭は2019~20年度、担任していた学級の児童延べ26人に対し、計11件の体罰や暴言などを行った。
体罰は、長縄跳びの練習中、教諭の指導に「それはやりすぎではないですか」と意見した児童を押して転倒させたものなど2件。児童の顔の特徴を捉えて「目つきが悪い」「私をにらまないで」と言ったり、ボタンをとめ忘れていた女子児童に「セクシーだね」と言ったりした暴言も5件あった。成績が悪かった児童の漢字テストの点数をほかの児童の前で公表する▽女子児童に抱きつこうとするふりをする――など4件の不適切な言動もあったという。
教諭は現在は別の小学校に勤務しており、指導に熱くなってしまったなどと理由を説明し、「たくさんの子どもたちを傷つけて大変申し訳ない」と述べているという。市教委の担当者は「教育に対する期待と信頼を裏切る結果となった」と謝罪した。(堀越理菜)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment