長崎県大村市は2日、競艇場「ボートレース大村」が2023年度に開催したレースの売上金が1746億6千万円となり、全国24の競艇場の中で4年連続1位となったと発表した。午後11時までの「ミッドナイトレース」を開催したことが売り上げ増加につながっているという。
同市によると「ミッドナイトレース」の開催日を2022年度の12日から23年度は28日に増やしたことで、約8割を占めるインターネット投票が増えたという。他の競艇場では、照明や騒音などの影響で夜間開催が制限される例が多いが、大村湾に立地するボートレース大村は住宅地からの距離が比較的離れているため開催日増やすことができたという。
ボートレース事業の売り上げから2023年度は市の一般会計に過去最高の150億円を繰り出し、学校施設の整備や西九州新幹線新大村駅周辺の整備事業などに活用されている。市の担当者は「近隣住民の方のご理解をいただき、ナイターレースを開催することができている。今後も売り上げを増やして市の財政に貢献したい」と話す。(榧場勇太)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル